MEATERSの観察日記


by dj-fut

虚の館2

これはパート2です。








同じ日にまとめて更新したので虚の館を読んでない人はこの日記のの前にあるので、そこから先に読んでください。

































気付いてしまった。


















いまこの部屋で一番狂っているのはおれたちだった・・・
























幽霊退治どころではない。






















この時点でなんかもうある意味幽霊にコールド勝ちしていた。






















するとブラジャーをケツに入れてキャッキャ言いながらケツでスピンしていた大野くんが



















「冬人くん・・・




気持ち悪い・・・」
























おまえがな!!



















「トイレ行ってきます・・・」


















「おれのお茶あるから持っていきな。」
















変態にも紳士的な対応。










30代の男のマナーである。


























10分後




















「ふっ・・・冬人くん!!」




















トイレから絞り出したような叫び声が。






















これはただ事じゃないとおれもトイレへ。










「どうした!?」


























「水が・・・流れないです・・・」





















そうか!




一年半も空き部屋ならそうなるだろう!


















「まぁ、後で上から水かければ流れるから大丈夫だよ。」


















と言って肩に手を乗せると




















うわぁ・・・




















便器の横から便座を通り、さらに反対側の便座まで、悪臭ただようバイパスを完成させていた。
























こいつ・・・流れないも何も、そもそも便器通り越してんじゃねーか!!




なんだこの雑な一斉掃射は!




おまえは映画版ナウシカの巨神兵か!!









































コンコン



























一瞬にして酔いが冷める。

























なにせ今度は窓ではない。


























今度は


























玄関だった。


























「おい・・・吐いてる場合じゃなさそーだぞ・・・」




























「・・・あれさっきから鳴ってました・・・」





























言えよ粉メガネ!!






















コンコン


























バールを手に取り玄関前へ






















「はい」






















「すいません杉並署のものですが・・・」


















あぁ






警察だ・・・




















玄関を開けると





















「すみません。ちょっと通報が入っちゃいまして・・・



ここはあなたの家ですか?」


















「いや、そいつの親の所有する家なんですが、取り壊しが決まって最後にここに泊まりたいって言ったものですから、おれも付き添いで来ました。おい、ちょっと来いよ」


















「あぁ、そうですか。なんか近所の方から空き家から物音がして電気がついてるって通報がきたもので・・・一応お名前と所有者の方のお名前もいいですか?」



















大野くんがゆらりとトイレから出てくる。

















なにやら親の名前やら住所やらを教えているようだ。

















まぁおれが近所でも通報しただろう。


















おれは関係ないのでバールを隠しに和室へ。
















バールを袋に入れて玄関をみると・・・


















「はい・・・父親の名義だと思うんですけど、もう電気とかもとめてあるので・・・」





















両方の尻ポケットから









ブラジャーがはみ出ている・・・






















まずいよ大野くん!!






これは非常にまずいよ!!!






















なぜこいつはいつもこう




矮小なスケールのハプニングを起こすのか。


このシチュエーションだとこのまま杉並署で暖をとるはめになる!!


















さりげなく大野くんの隣へ行き尻からコンニチワしているブラを無理やり押し込む。























すると警察がムム?みたいな表情になった!!
















悟られたか!?


















「いやーこいつちょっと飲みすぎちゃって・・・まぁ調べたきゃ調べてください。

おれらは朝まではここにいますから。

でもこんな時間に一般人の家に確認の電話なんてして、何もなかったらおまわりさん叩かれちゃいますよね。

まぁ職務ってんなら何も言えないですけど、おれらもほんとのことしか言ってないですよ?」





















「いや、さすがに確認はしません。
鍵も持ってらっしゃるようですし。」




















ふぅ・・・やれやれ・・・




















「いまはこの部屋でお酒を飲んでらしたんですか?」



















そういって部屋をのぞきこむ。






















しまった!!





大野くんのマイブラジャーに気を取られ完全に失念していた!!






















和室には





















パンティが散乱している!!



















気付いた時にはもうおまわりさんの視線は大量のパンティに向けられている。
















しまった・・・うかつだった・・・



















おまわりさん開口一番












「・・・うん・・・まぁ・・・」





















え!?



何に納得したの!!?






















「まぁ通報入ったんで音だけ気を付けてください・・・時間も遅いですから・・・」




















「は・・・はい・・・」



















そう言って公僕は去って行った・・・



















なんだろう。
















趣味の範囲で片づけてくれたのだろうか。




















とりあえず趣味だとしてもどちらかにそういうマイノリティな性があると思ったのだろうか…







いまでもわからないが、この館に人を狂わせる何かがいたことは確かなようだ・・・



















そのあと、トイレで眠る大野くんを尻目におれはいつも通り出勤しました。



















帰りがけの早朝、紫色の空の下再び件のアパートを顧みると



















まだパンティが二枚、風に揺れていた・・・
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by dj-fut | 2010-10-18 22:25